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仕事のヒント

「仕事がうまくいく→給料が上がる」のいくつかのヒント

フレームワークに頼ってはいけない

 

世の中にはいろんな考え方のフレームワークが公開されてます。

とくに多いのは企業戦略についてですが、私達がよくよむビジネス書もほとんどは「こう考えるとより高い成果が出せる」というフレームワークのひとつです。見事な図になったものもありますし、文章だけのものものありますが。

 

フレームワークは万能ではない


こういうところで示されたフレームワークは、何かの説明をするときに非常に強力です。

たとえば、マイケル・ポーターの5F分析。

これから参入しようとする新製品が市場に対してどのような効果があり、どのような方針で打っていくのかを説明するのにこれを使うと非常に説得力もあり、MECEでよく考えられているという印象を受けますよね。販売戦略を立てる立場にないサラリーマンにとっても、PDCAなんてのは時々使うものではないでしょうか。ところが、こんな本があります。  ★P280〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
それには、ソリューションやメソッドや理論は「真理」ではなく、物事の仕組みに対するひとつの考え方にすぎないことを、ちゃんと理解しているかどうかが重要だ。洞察を深めるために他人の考えから学ぶのはいいが、なかにはまちがった考え方もあるかもしれないことは、しっかりと認識しておく必要がある。

どうしたらよいアイデアと悪いアイデアを見分けられるか?それは考えることから始まる。というより、まずは考えようとすることから始まる。

企業の経営の行き詰まりについてはコンサルタントにも大きな責任があると思うが、企業の側にも落ち度がある。多くの企業はコンサルタントを雇って、自分たちの代わりに考えてもらおうとする。企業が戦略の策定や、リストラや、合併の実現可能性の検討などをいつもコンサルタント任せにしてしまうと、あなたの会社のことを何もわかっていない人間が、あなたの会社のビジネスについて最も重要な意思決定を行っていることになる。
テイラー主義の最大の欠点のひとつは、考えることと作業を切り離してしまったことだ。その負の遺産はいまもなおビジネスの世界に受け継がれ、考えるよりもとにかく作業を完了させることを重要視する傾向がある。答えをはじき出してくれるソフトウェアのプログラムやチェックリストやスプレッドシートに頼るか、それとも頭を使って考えるかー多くのビジネスでは頭を使わない方法を選択するのである。

カレン・フェラン著 『申し訳ない。御社を潰したのは私です』
――――――――――――――――――――――――――――★フレームワークを使ってプレゼンをするのが仕事のコンサルタント(失礼)が言うとなんだかちょっと驚きですが、これがまたコンサルタントがいうからこそ妙に説得力がありますね。■フレームワークを使いこなすだからと言って、フレームワークを学ぶ必要がないというわけではありません。フレームワークは、特定の条件における考え方のベストプラクティスとして非常に有効です。だからと言って、それに頼りきってはいけないということです。あなたが解決するべき課題は、その特殊性から世界で唯一の課題であって、後にも先にも誰も解決をしたことがない問題です。一方でその課題の共通性は人間が数万年の歴史を刻んだ中で繰り返し出てきた問題でもあります。したがって、この共通性の部分に対してのみその解決をしてきたベストプラクティスとしてフレームワークを適用し、その特殊な条件については別のフレームワークを持って切るなり、あなた自身が考えだすなりしてその問題を全体として解決に導かないといけないということです。フレームワークを使いこなすというのは、フレームワークの美味しいところだけいただいて、あとは自分で完成させるということだと考えています。ただし、フレームワークはその構造や単語の意味を知っているだけでは役には立ちません。実際にそのフレームワークを現実の課題に当てはめてみて、その過不足を確認するとともに、その結果を確認して本当に効果があるのかどうかを評価していなければ、役に立つことはありません。そのためにはフレームワークについて、概要と実例を人に教えられる程度には詳しくなっていないということです。 フレームワークは万能ではなく限界もあるが、『守破離の「守」』としてきちんと使えるまでトレーニングをする必要があるということです。あなたはどんな思考フレームワークが使えますか?それを人に説明できるような資料を作ってみてください。資料には実例を入れるのを忘れずに。作っておくと、自分の復習の役にも立ちますし、分かった気になって実際に使えないという落とし穴に落ちずに済みますよ。
■参考図書 『申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。



●本書を引用した記事
 四現象マトリクスは四角で囲ってはいけない
 伝わった結果だけが問題2:どう伝わったかを判断する方法
 考えは伝えられない
 数値評価のワナ
 道具は目的を達成しない
 申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。
 フレームワークに頼ってはいけない
 申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。

●このテーマの関連図書

■同じテーマの記事●図解のコツ1:カタマリを作るホワイトボードに説明を書いてもらったときや、パワーポイントなどにまとめたときなどに「説明が上手いなあ」と思う人と、なにを書いているのかさっぱりわからない人がいます。文章を書くにしても図解をするにしても、こういうのがうまくできるようなコツがあります。過去記事でも何度か触れてますので、ちょっとご参考までに。過去に紹介した図解のコツ3つの習慣part1A4で議論する図解活用のメリットコミュニケーションよりコンバージョ.. ●グロービス流ビジネス基礎力のチェックリスト3『27歳からのMBAグロービス流ビジネス基礎力10』に載っていた、ビジネス基礎力のチェックリストをご紹介します。長文なので、3回に分けました。本日はその3回目。紹介「将来に、漠然とした不安がある」「今の自分に自信が持てない」「ビジネススキルを学びたいけれど、何から始めたらいいのかわからない」本書は、そんな悩みを抱える若手ビジネスパーソンに向けて、日本有数のビジネススクールであるグロービスの教授陣が書き下ろした「ビジネ..●グロービス流ビジネス基礎力のチェックリスト1『27歳からのMBAグロービス流ビジネス基礎力10』に載っていた、ビジネス基礎力のチェックリストをご紹介します。長文なので、3回に分けました。本日はその1回目。紹介「将来に、漠然とした不安がある」「今の自分に自信が持てない」「ビジネススキルを学びたいけれど、何から始めたらいいのかわからない」本書は、そんな悩みを抱える若手ビジネスパーソンに向けて、日本有数のビジネススクールであるグロービスの教授陣が書き下ろした「ビジネ..●グロービス流ビジネス基礎力のチェックリスト2『27歳からのMBAグロービス流ビジネス基礎力10』に載っていた、ビジネス基礎力のチェックリストをご紹介します。長文なので、3回に分けました。本日はその2回目。紹介「将来に、漠然とした不安がある」「今の自分に自信が持てない」「ビジネススキルを学びたいけれど、何から始めたらいいのかわからない」本書は、そんな悩みを抱える若手ビジネスパーソンに向けて、日本有数のビジネススクールであるグロービスの教授陣が書き下ろした「ビジネ.. ●「教える」のではなく「シェアする」意識よく言われることですが、何かに熟達したいと思ったら、だれにでもできる方法があります。他人に教えることです。ただ、どうもこの「教える」というのはハードルが高いです。つい、自分に「他人に教える程の知識があるのか」と疑問に思っちゃいますので。でも、実は誰にでもできることなんです。「教える」こと子供の頃に、「先生が生徒に教える」というイメージがついているので、ある程度熟達した人が、未熟な人に対してやる行為みたいな気がします。..●「以下の通り」は使わない複数の情報を書くときに、つい「以下の通り」って言葉を使いたくなります。実際にメールやレポートなどでよく見かけます。でも、これって冗長で、意味のない上に、「あとで説明するから」的な文章になってしまって、読みにくくなります。これを使わないように文章を構成すると、読みやすいスッキリした文章がかけると思っています。結構多用されているので、あまり気に留めていない人も少なくないみたいですが。説明は概要→詳細が基本『ロジカル..●記憶術:休み休み、繰り返しどうも脳は繰り返し考えたことは記憶に残るようになっているそうです。出し入れすることで記憶力が強化される考えてみれば、会社に入るまでは、その業界のことなんてほとんど知りません。それなのに1年もすると、その業界でどんな会社があって、それぞれの特徴はどんなことなのかなんて、いちいち手帳を見たりしなくてもスラスラいえますよね。極端な話、あなたの上司の名前、別に考えるまでもでてきますよね。脳は繰り返し、出したり入れたりした情報をちゃんと.. ●イライラや嫌悪感はピーナッツリフレッシュ法で解消するイライラしたり、「なんかイヤだなぁ」「やりたくないなぁ」というときには、ちょっと別のことをすると解消したりします。ピーナツ集中法を試すピーナツを上に放り投げ、落ちてくるのを口でキャッチする遊びをしたことがあるでしょう。イライラした時、それを繰り返します。気づいた時は怒りを忘れています。人間は、二つのことに同時に集中できません。それを応用した方法です。ピーナツ遊びという単純な行為..●イライラや嫌悪感はピーナッツリフレッシュ法で解消するイライラしたり、「なんかイヤだなぁ」「やりたくないなぁ」というときには、ちょっと別のことをすると解消したりします。ピーナツ集中法を試すピーナツを上に放り投げ、落ちてくるのを口でキャッチする遊びをしたことがあるでしょう。イライラした時、それを繰り返します。気づいた時は怒りを忘れています。人間は、二つのことに同時に集中できません。それを応用した方法です。ピーナツ遊びという単純な行為..●日記を書く理由、日誌を書いたほうがいい理由私はほぼ毎日、日誌をつけてます。日記ではなく日誌。ここには結構こだわりがあったりします。辞書で調べてみると、「日記」の項には「毎日の出来事や感想などを書いた記録。日誌。と書かれていて、日誌と日記はほぼ同じようなものみたいなのですが、たとえば、「航海日誌」は「航海日記」とはいいませんよね。違いは、事実を書くか、感想(印象)を書くかの違いではないかと考えてます。確かに、私は日誌に「あのヤロー、気に入らね〜」みたいに感想(?)を書くことも少なくありませんが、基本的には、あ..
(1)「既存競合者同士の敵対関係」
(2)「新規参入の脅威」
(3)「代替製品・代替サービスの脅威」
(4)「買い手の交渉力」
(5)「供給者の支配力」(サプライアー)

■前代未聞! 気鋭のコンサルが業界の内幕を暴露。
コンサルの過ちを懺悔した全米騒然の問題作!

本書の著者は、マサチューセッツ工科大学及び同大学院を卒業後、
大手会計事務所系コンサルティングファーム
デロイト・ハスキンズ&セルズや戦略系コンサルティングファーム
ジェミニコンサルティングで活躍。その後、ファイザー
ジョンソン・エンド・ジョンソンなどの大手企業で
マネージャーとしての経験を積んだ敏腕コンサルタント

本書は、その著者が自ら「自分たちがコンサルタントとして
クライアントに勧めてきたことは、あれもこれも間違っていた」と
懺悔した前代未聞の書である。
「この30年、多くの企業に入り込み、『目標による管理』だの
『競争戦略』だのとお題目を唱えて回ったすべての
経営コンサルタントを代表してお詫びします」
と告白したのだ。

■大手ファームの仕事の「実態」とは?

著者は自らが経営コンサルタントとしてクライアントに勧めてきた
さまざまなメソッドについて、その経緯と理論を振り返りながら、
コンサルティングを受けた企業の顛末を詳細に語る。
「戦略計画」「最適化プロセス」「業績管理システム」など、
コンサルがどういう発想で改革を持ち込み、それが企業にどんな影響を
与えているかを具体的に理解できるのも面白いところだ。
現代の経営手法を根幹からひっくり返すような「告白」を満載した本書、
コンサル業界だけでなく、いまのビジネス潮流そのものに
一石を投じる一冊と言えるだろう。

目次

はじめに 御社をつぶしたのは私です
Introduction 大手ファームは無意味なことばかりさせている
第1章 「戦略計画」は何の役にも立たない
第2章 「最適化プロセス」は机上の空論
第3章 「数値目標」が組織を振り回す
第4章 「業績管理システム」で士気はガタ落ち
第5章 「マネジメントモデル」なんていらない
第6章 「人材開発プログラム」には絶対に参加するな
第7章 「リーダーシップ開発」で食べている人たち
第8章 「ベストプラクティス」は“奇跡"のダイエット食品
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申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。
著者 :カレン・フェラン

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